日本の温泉の歴史
日本は火山の多い国であることもあり、温泉が非常にたくさんあります。その歴史は古く、愛媛県の道後、兵庫県の有馬、和歌山の白浜は日本最古の書物である「古事記」や、その土地の風土を記した「風土記」などにも記述が残っているため、「日本三古湯」などと言われています。また、万葉集には神奈川県の湯河原、長野県の上山田などの記述もあります。歴史上の偉人たちも、戦で傷ついた体を癒したり病気平癒のために温泉に出かけたりしている記述が多数残っています。江戸時代までは温泉は身分の高い人しか使うことができませんでしたが、江戸時代になると庶民にも普及するようになり、現代に至ります。傷ついた体を癒し、リラックス効果も得られることから人気がありますが、この温泉ブームは歴史的にも息の長い流行と言っても過言ではないでしょう。
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